作品詳細
薩摩焼の色絵金彩美人文のボタンです。
径3cmの円のなかに、島田髷を結った女性の半身を描いています。
襟元の紅、帯の市松、袖口の金彩まで筆が入り、貫入の走る白い地が肌の色を引き立てます。
裏は金属で、刻銘があります。
1.作品について
【作品詳細】
ブランド・窯:薩摩焼
種別:ボタン
技法・装飾:色絵、金彩、細密画、美人の文様の作品です。
備考:裏面に刻銘あり
【サイズ】
径:3cm
【状態】
目立つ欠けや割れはございません。
その他アンティーク品につき細かな傷や汚れはございますが、長い年月を経たお品としては全体的に良好なコンディションです。
少しでも気になる点はお気軽にお問い合わせください。
【見どころ】
径3cm、一寸の円におさまる美人が、こちらへ視線を落としています。
島田髷にさした簪の玉、まぶたの線、下唇の紅まで、爪の先ほどの顔のなかに描き分けられています。
羽織の市松には金の網目が走り、襟の紅と袖口の藍が小さな面積で効いています。
白い地には細かな貫入が入り、その一本一本が光を受けて陶のやわらかさを見せます。
裏は艶を抑えた金属の受けで、衣に留めたときに布を傷めない作りです。
手のひらに載せて灯りに向けると、絵の細かさが実物の小ささと釣り合わないことに驚かされます。
硝子の小箱に一つだけ入れて机上に置くのもよく、指先で摘まむたびに明治の職人の眼を思い出します。
装身具として海を渡り、異国の衣を留めていた一粒が、いま日本へ帰ってきました。
【薩摩ボタンについて】
薩摩ボタンは、幕末から明治にかけて、輸出向けに作られた薩摩焼の小さな装身具です。
日本の衣服にボタンを使う習慣がなかったため、はじめから海外の需要に応えて作られ、国内にはほとんど残りませんでした。
この一点のように、限られた円のなかへ人物を描き込んだものは、絵付師の技量がそのまま価値になります。
2.お支払いについて
送料無料ですので、販売価格=お支払金額となります。
※領収書の発行も可能です。必要な場合はご購入時にご連絡ください。
※お振込み手数料等、決済にかかる手数料はご負担ください。
3.発送について
海外からのお取り寄せのため、お支払い後4〜5週間程度でのご発送となります。





