作品詳細
薩摩焼の矢部美山の色絵金彩楓文の蓋物です。
丸くふくらんだ胴と蓋をまたいで楓の枝が流れ、朱から黄へ移ろう葉の一枚ごとに金の葉脈が引かれています。
高さ10cm、底に矢部美山の菱形の銘があります。
両耳と金の摘みが姿を引き締めています。
1.作品について
【作品詳細】
ブランド・窯:薩摩焼 矢部美山
種別:蓋物(シュガーポット)
技法・装飾:細密画、色絵、金彩、楓文の作品です。
備考:矢部美山の菱形の銘
【サイズ】
高さ:10cm
【状態】
釉に、使用に伴う変色がございます。
その他アンティーク品につき細かな傷や汚れはございますが、長い年月を経たお品としては全体的に良好なコンディションです。
少しでも気になる点はお気軽にお問い合わせください。
【見どころ】
蓋から胴へ、楓の枝が一続きに流れ落ちています。
朱、緋、山吹、そしてまだ青みの残る葉まで、季節の進み具合を一本の枝の上で描き分けているのが見どころです。
葉の一枚ごとに金の細線で葉脈が引かれ、光を受けると枝全体が金色にざわめきます。
掌にとどまる散りぎわの楓とでも言うべき情景が、高さ10cmの小さな器に収められています。
地肌は薩摩特有の乳白で、細かな貫入が全面に走り、色絵の朱をやわらかく受け止めています。
両耳の白い把手と金の摘みが姿を引き締め、伏せて置いても持ち上げても隙がありません。
秋の午後、この蓋を開けて客人に砂糖をすすめる場面を想像すると、器がただの飾りでなくなります。
明治の大阪から海を渡り、遠い国の茶卓を彩ってきた一客が、いま日本へ帰ってきました。
【矢部美山について】
矢部美山は明治期の大阪で工房を構えた絵付師で、薩摩焼のなかでもとりわけ緻密な筆で知られました。
虫眼鏡を当ててはじめて全容が見えるほどの細密画を得意とし、海外の博覧会でも高い評価を受けています。
この作品でも、葉脈の金線と葉の縁取りが一切乱れておらず、小さな器ほど腕が出るという言葉を実感させます。
2.お支払いについて
送料無料ですので、販売価格=お支払金額となります。
※領収書の発行も可能です。必要な場合はご購入時にご連絡ください。
※お振込み手数料等、決済にかかる手数料はご負担ください。
3.発送について
海外からのお取り寄せのため、お支払い後4〜5週間程度でのご発送となります。





